黒猫とハードボイルド [まんが(洋)]
![]() | ブラックサッド -黒猫の男- ジュアン・ガルニド 大西 愛子 早川書房 2005-07-21 by G-Tools |
![]() | ブラックサッド 凍える少女 ファン・ディアス・カナレス ファーノ・ガルニド 大西 愛子 早川書房 2005-08-19 by G-Tools |
アメリカンなマンガをアメコミというなら、フランスでは「B.D.(バンド・デシネ)」というジャンルがあります。
こちらもBDの作品のひとつ。この夏に日本語訳が出たそうで、
買ってみました。
書評などを見ると「上手い上手い」と書いてあるので期待していましたが、
やっぱりうまい。
原作はスペイン人のコンビですが、絵を担当しているガルニドはフランス在住。
ディズニーフランスでアニメーターとしてのキャリアをつんだあとにこの作品を
発表したようです。
1冊目は「ブラックサッド」というなの黒猫探偵がある殺人事件の捜査をするという話。
50ページたらずでいろんな話、人物が交錯してなかなかの物語に仕上がっています。
まだ「ディズニーっぽさ」が抜けない絵もありますが、
複雑なストーリーと細やかな絵は「フランス人は日本の漫画、アニメが好き」と
よく聞く話を裏付けていると思いました。
まー逆に日本でこういう絵を描ける人は少ないよね。
全体がくぐもったトーンでまとめられていますが、女性が出てくるとやっぱり華やか。

登場人物は全部動物ですが、かえって人間で描いていたら無味乾燥な内容に
なっていたと思います。
この本の中では警察はみんなワンコ。こちらはワンコ署長。

2冊目の「凍える少女」は人種差別など思いテーマを取り扱っています。
ここにきてようやく「黒い/色のついた動物」=有色人種、白い動物=白人
だったのねということがわかりました・・・
白い動物以外が差別されている街にやってきたブラックサッドが
ある事件に・・・という内容。
1巻めより少々ページ数が多いですが、お話しもしっかりまとまっています。

日本語版はこの2冊しかまだ出ていませんが、続巻の発売を楽しみにしています。
「翻訳権独占」って描いてあるので早川書房さん早くだして~~
新旧ブレイドの競演 [まんが(洋)]
![]() | Blade II: The Official Comic Adaptation Steve Gerber Tom Palmer Marvel Enterprises 2002-03 by G-Tools |
映画「BLADE2」が公開されたあとにMARVELから出た公式コミック本。
厚さ200ページ近くあるのでものすごく得したか、というとそうではなく(笑)、
冒頭50ページが映画「BLADE2」のあらすじを追ったコミック、
残り150ページ余が元ネタとなっている「TOMB OF DRACULA」のエピソードが収録されています。
掲載されているのは70年代の作品でまだデジタルカラーを施される前なので
良い意味でレトロかな・・・
原色印刷なのでちょっと目がチカチカします。
そして読めば読むほどブレイドが
「ゴーグルつけた北島三郎」
に見えてしまい、なんか面白い・・・

現代版ブレイドがいろんな飛び道具、刃物系で戦うのと対照的に、
ナイフ一本で敵に向かう姿がけなげです。
現代版の絵はこちら。

ヒロインの娘さん(右端)は映画のほうがずっと美しかったのですが、
ここはコミックということで・・・
色処理がデジタル化されているので、グラデーションなどを多様して
読みやすくなっています。
買うかどうかば微妙なところですね・・・
(買ってしまった私はアレですが)









